初節句とは
生まれて初めてのお節句、それが初節句。
健やかな成長と幸せを願い家族の愛情が込められた大切な行事
最近は内々でお祝することも多くなり、神社に祈願したり、祝詞をあげてもらうケースが増えています。
お参りが済んだ、身内やご新しい方々をお招きして形式にこだわらず心のこもったひなまつりのお祝いをしましょう。
桃の節句のいわれ
ひなまつりを「桃の節句」というのは?
古来、中国では三月三日に「桃の酒(桃の花を浸した酒)」を飲めば、百病を除くと言い伝えがありました。
日本でも江戸時代に入ると、女の子の飲み物として、桃の酒に代えて白酒を飲むようになり、同時に雛あられも出廻るようになりました。
家族でお参りに
最近では、核家族化が一段と進み、祖父母や親族、仲人さんなどをご招待して、盛大にお祝いすることが少なくなってきました。
今では、お宮参りをした神社などに予約して祝詞をあげていただく事が多くなってきています。
神社などによっては、料金などが決められている事が多いので、事前にお問い合わせされると良いでしょう。
家族や親しい方々と過ごす我が家らしいひなまつりパーティーを。
家族そろって形式にこだわらず、心に残るお祝いをしましょう。
パーティの食卓の定番は、おめでたい日にぴったりのちらしずし。
薄焼き卵をいろいろな形に変え(はまぐり形や茶きん包みなど)オリジナルおすしを作りましょう。
ひなまつりの縁起物食材
ひなまつりのパーティーで、供される食材には、縁起の良い食べ物がたくさんあります。
これは古来より、節供に縁起の良いものを食すことで、邪気を祓い疫病を除いてくれると信じられていたからです。
例えば、蛤のお吸い物は、二枚貝で古来宮内で貝合せなどの遊戯に用いられたように、他に貝とはピッタリ合わないので、女の子の美徳と貞節を意味する定番となっています。(浅蜊を代用品として用いる場合もあります。)
また、菱餅の縁に使われるハハコザやヨモギも薬効があります。
茶巾鮨は薄焼き卵で、五目鮨を包み、干瓢でゆわえて茶巾包み(砂金包の訛と言われる)ようにしたもので、大人にも子供にも大人気のメニューです。
ひなまつりの名脇役たち
甘酒(あまざけ)
本来は、白米の粥に麹を混ぜて醸した飲み物
今では、酒粕を溶かし甘味wつけて飲料が多くなって
います。「ひとよざけ・こざけ」とも言います。
草餅(くさもち)
ハハコケグサ・ヨモギなどの葉を入れて搗いた餅。
「草の餅・青餅」とも言います。
菱餅
菱形に切った餅をひなまつりに供える風習は江戸
後期より始まったと伝えられいます。「ひしがたもち」
とも言います。
雛あられ
米粒に紅白の砂糖をまぶし、熱くしてふくらましたもので、雛霰とも言います。
強くたくましく
お子様の健やかな成長を願って…。
端午の節句のお祝い
端午の節句は今も昔も季節を暮らしに取り入れる生活の節目そして家族や親戚の絆を深める大切な行事です。
男の子の健やかな成長を願って皆でお祝いをしましよう。
端午の節句はいつからあった?
「端午」というのは月の初めの馬の日のことを指します。
この午という字と数字の五の字の音が同じため、いつしか五日をさすようになり、やがて五月五日だけを端午というようになりました。
この五月五日が端午の節句として祝われるようになったのは奈良時代からです。
当時は宮中で邪気を祓う儀式として祝われており、それが転じていつしか男児の厄よけとその健やかな成長を祝う行事となりました。
粽や柏餅を食べましょう
「ちまき」は「綜」と書かれると同時に「茅巻き」とも称され、文字どおり茅で巻いた餅のことです。
中国から伝わった「ちまき」はそれ目体、悪鬼をかたどったものであるという説があり、「ちまき」を切って食べることで悪鬼を退治する意味があるといわれています。
また「柏餅」ですが、柏の葉は枯れても次の葉が出るまで落ちないことから「子孫繁栄」を意味し、古代より柏の木が神事に使われていたという背景があります。
現在のような「柏餅」は江戸時代中期に登場したもので、以来五月の節句にふさわしいおめでたいお供物となっています。